山梨で開催されたイベントに参加したのがきっかけで知り合った現在の夫。(夫は主催側)
夫は「30歳になるまでに移住をすることに決めている」と話していて、私よりも先に移住。
夏に出会い、付き合って数か月で年末には結婚が決まったこともあり、
仕事の引継の関係で、夫の移住から3か月ほど遅れて移住しました。
いろんな人に結婚&移住の報告をした時に、
聞かれること第1位は・・・そんな話をしたいと思います。
移住後は仕事どうするの?
山梨での仕事事情なんて、何も調べていなかった私。
夫(予定)の転居に伴う退職扱いで、失業保険はすぐにもらえるということで、
移住してから失業保険をもらえる間に何か考えようかなと呑気に考えていたのです。
でも、移住前に何度も遊びに行くうちに、移住した農家さんと知り合う機会があって、
職業訓練農業科に通って、ぶどう農家になったという話を聞いたのです。
果樹コースだけじゃなく、野菜コースもあるのを知り、
期限間近ギリギリで滑り込みで応募をしたのでした。
何度も山梨に足を運ぶ中で、無農薬の美味しい野菜を育てている農家さんのところで
収穫体験などをさせてもらったり、そのお野菜を購入して料理して食べたり、
野菜作りにとても興味が沸いていたころだったのです。
◎生産者のみなさんから直接買えることも魅力だし、体験教室もあります。
そしてなにより色々美味しい!おすすめです。
職業訓練農業科について
山梨移住相談窓口のWEBメディア『やまなし暮らし手帳』
職業訓練農業科@山梨(例年1月募集):https://yamanashi-kurashi.themedia.jp/posts/13372927
移住に関する情報などものっているのでご参考までに。
こんなサイトがあるのを初めて知りました。
職業訓練とは?
就職支援:
職業訓練は、求職者が新しい仕事に必要なスキルや知識を身につけ、就職のチャンスを増やすための支援を目的としています。特に、技術職や専門職など、特定のスキルが必要な職種において効果的です。
再就職支援:
失業中の方が新しい分野で働けるように、またはこれまでのスキルを向上させるための訓練が提供されることが多く、再就職を目指す人にとっても有用です。
多様な分野のスキルトレーニング:
IT、機械加工、医療介護、建設、サービス業など、幅広い分野のプログラムがあり、受講者が希望する職種に応じた訓練を選択できます。
経済的な支援制度:
一部の職業訓練は公的資金で提供されており、費用を抑えた形で利用できる場合もあります。ハローワークなどを通じて受講できる公共職業訓練では、訓練中に生活費や交通費の補助が支給されることもあります。
職業訓練は、未経験者から経験者までを対象としたコースがあり、スキルアップやキャリアチェンジを支える重要な制度として位置づけられています。
<-----以上、しずくさんより
農業科の選考の時のはなし
注)13年前の話なので、今とは違うこともあると思います。
履歴書や入校願書(入校の動機など)を提出したと思います。
9か月という長い期間の職業訓練で、毎年、希望者がとても多く、
選考で落ちてしまったよという方もいて、当時はドキドキしながら面接へ。
(当時は、果樹のほうが希望者が多いのだと聞きました。)
面接当時は、農家になるという計画なんて現実的に考えられてないし、
野菜の栽培なんてやったこともない。
でも、野菜づくりを学びたいという気持ちだけは強くあったので、
嘘をつかず、取り繕わず、正直に話すことを心がけて臨みました。
私が暮らす地域は、野菜の栽培というよりは果樹栽培が盛んな地域のため、
面接の際、実習で受け入れてくれる農家さんがいないかもな~というお話が出たのです。
あ、コレは入校した前提で話してくれてる?と感じたので、
知り合いで、無農薬で野菜を栽培している農家さんがいて、
もし入校できたら受け入れてもらえそうな人がいるとアピールし、
(面接前に受け入れの話はお願い済みでした。)
それが理由なのかはわかりませんが、無事、通えることとなったのでした。
その面接の際に、受入れ農家の心配をしてくれた面接官の方が、入校した年の担当講師でした。
後から聞いた話では、研修生を便利な労働力として使い、指導らしいことをしてくれないという
農家さんが過去にいたらしく、新しい受け入れ先となると、とても慎重になるのだそうです。
本当にいい先生で、野菜コース同期のみんなは頼りにして色々と相談していました。
新しい受け入れ先ということと、ペーパードライバーで運転が微妙な私を心配して、
初めての農家実習の朝は、先生が実習先まで来てくれました。
学校生活について
他の年はどんな方が担当されているのかわかりませんが、
私が通った年の先生は、野菜栽培が専門ではないのだけどな~
なんて話していましたが、子供のころからおばあちゃんと一緒に畑仕事をしていて、
基本的な知識はもちろんあるし、実際に畑仕事をしていて
こうすると便利だよ的な豆知識をたくさん教えて下さいました。
(必要な知識があるから選ばれたのだと思いますけどね。ちなみに県職員だそうです。)
実習は何をするの?
学科もありますが、半分以上は実技です。
学科は、栽培理論や土壌肥料、農業機械、簿記やマネージメントなど多岐にわたります。
土壌分析とか実験みたいだったし、機械分解したりってのもあって、
理系全般苦手な私はチンプンカンプンなことも…
栽培実習のメインはトマトの栽培&出荷。
肥料撒きや耕運からはじまり、支柱を立て、雨よけをつけ定植する。
芽掻き、誘因、収穫、箱詰め出荷など。
訓練期間の季節的なこと、繰り返し収穫するタイミングがあるということもあって
トマトを実習に選んでいるとのこと。
定植するトマトの苗は、前年の訓練生が種まきしたものを使います。
私たちも、訓練の最後のほうの実習で、次回の訓練生分の種まきを色々としました。
機械実習や販売実習、卸売市場への視察もあったり、
訓練終盤はいよいよ就農計画。それぞれにあわせた方向性の相談にも乗ってもらえます。
真冬になると、実習は栽培以外のものになってきます。(八ヶ岳寒い!雪も降る)
仮払い機の使い方や、畑の片付け、ハウスの組み立て方(めちゃくちゃしんどい)、
バックホーの実習は楽しかったな。
先生にやってみたいとリクエストしたら、こんにゃく作りも教えてくれました!
ほんと柔軟な先生で、いい年に訓練受けられたなと思います。

収穫したトマトを並べる。出荷するのに規格サイズが決まっていて、まるでパズルのようにみんなで箱に詰めていく。大変だったけど、みんなでやるから頑張れた。
(当時のスマホであまり画質がよくないですが…)

こんな変わり種も。みんなで「イエーイ!トマト」と呼んでいた。イエーイだけを集めた箱。ギャグのようだけど、これもちゃんと出荷できるんですよ!
どんな人たちが訓練をうけていたのか?
果樹コースは20~30代が多かったような気がしますが、
野菜コースは年齢層高め。早期退職組やUターンの方もいました。
20代は2人で、30代は2~3人?ちょっとうろ覚え。
野菜コースの中では、私が一番学校から遠いところに住んでました。
だいたい、甲府~八ヶ岳あたりに在住している人が多かったです。
実家が農家、地元へのUターンで農地はある、親は兼業米農家だけど野菜を育てたい、など通う理由はみんな様々。
早期退職で移住した方は、なかなか農地を借りられず苦戦していましたが、
地元へのUターンの方から紹介してもらい、無事に農地確保、など助け合う仲間。
娘のようにかわいがって下さるおばさまも居て、楽しい9か月でした。
訓練中の生活費は?
私は失業保険をもらっていました。訓練期間中の9か月間出たので、ほんとありがたかったです。
前年度の収入を基に計算される日当 x 訓練期間中の出席の日数
で支給額が決まっていたと思います(間違ってたらゴメンナサイ!ちゃんと調べてね)
交通費も電車定期は、全額支給がありました。
作業着や靴など荷物があるので、みなさん車で通っていましたが、
ガソリン代は支給額が一律で決まっていて、それではまかなえない、というのと、
通勤ラッシュで渋滞があるので、電車通学を選択。(車の運転が苦手というのが一番だけど!)
車だと作業着のまま行けるから着替えなくていいんですよね~。
帰りの電車の時間が迫ると、焦って着替えて駅まで小走り。
同期の方が学校からの最寄り駅まで車で送ってくれることもありました。
電車の本数が少ないので、1本逃すとダメージが大きい田舎あるある。
電車はすいていて座れることが救いでした。
訓練中に収穫した野菜を持ち帰る時は、電車で持ち帰るのしんどいけど、
頂いた野菜にルンルンしながら、何つくろうかなと妄想してがんばりました。
訓練終了の時期に、ロッカーに置いていた長靴や合羽などを回収しに
車で学校へ行った時は、”はじめてのおつかい”並みのドキドキ具合(笑)
話を戻して『生活費』、お勤めを辞めると翌年が大変!
前年の収入で計算される所得税や住民税に加えて、健康保険や年金など、
夫と2人分でけっこうな金額となり、失業保険のおかげさまさま~ってな感じで、
我が家を素通りして消えていったのでした。
そうそう、職業訓練に通えることが決まってからも、
会社の規定通りの離職票が出るタイミングでは、手続きが間に合わず、
失業保険がもらえないかも!というひと騒動もあり、
(職業訓練がはじまる時期との兼ね合いがあった)
事情を説明してなんとか間に合わせてもらったりと、
いろんな方の協力があって、無事に乗り切れたのでした。
詳細はもう全然覚えてないけど、とにかく焦りまくってなんとかしたな
っていうのだけは覚えてる。今となってはいい思い出。
流れに任せて乗れる波に乗る
『結婚しよう』『移住しよう』というのは自分の意志だけど、
それ以外は流れに身を任せていたら、決まっていった気がします。
その後のいろんな仕事もそうだったな~。
職業訓練後に就農しなかったのは、同期の中では私だけでした。
(みなさん、就農を目指してきているので当然といえば当然か)
実は、就農計画をたてる時期に妊娠したのです。
卒業間近の時に初期流産してしまったのですが、こどものことを現実的に考えるきっかけになりました。
農地を借りてはじめたとして、いざ、また妊娠できたとしたら?
続けていけるのかしら?など色々考えてしまったのです。
職業訓練を通して、自分の都合ではどうにもならない自然の中で
作物を育てていくということの大変さをすごく実感したこともあります。
職業訓練後は、実習でお世話になった農家さんのところで農作業のアルバイトさせてもらいつつ、
農産物直売所のある施設のリニューアルオープンに向けての仕事で声をかけて頂いたので、
簡単な経理事務をやりつつ、施設レイアウトの検討&オープン後の接客もするという感じで働きはじめました。
『農』に携わる仕事がしたいと考えての選択でした。
9か月の職業訓練以外に、短期の研修や週末体験もあるようなので、
興味のある方はぜひ調べてみてください!
山梨移住相談窓口のWEBメディア『やまなし暮らし手帳』
職業訓練農業科@山梨(例年1月募集):https://yamanashi-kurashi.themedia.jp/posts/13372927
移住に関する情報などものっているのでご参考までに。
◎生産者のみなさんから直接買えることも魅力だし、体験教室もあります。
そしてなにより色々美味しい!おすすめです。